最近よくいただくお問い合わせと回答

2014年2月現在

 

最近よく頂くお問合せと回答をまとめました。
皆様が疑問に思われている点もあるかと存じますので、ご一読いただければ幸いです。

 

Q1、「調湿性能と仕組み」について
A1、ウールの吸湿性は他繊維と比べ、群を抜いています。
ところが、ムレたりジメジメした感じがせず、ウールの衣類(コート)などは防水加工がしてあるわけでもないのに、水滴はすぐに滲みていきません。 この吸湿と水をはじく矛盾した性質はウールの構造によるものです。
ウールの繊維の外側、表面の層(スケール)は水をはじき、内部は逆に親水性です。スケールには、ごく細かい孔があり、水滴ははじき返しますが、気体となっている水はこの細孔を通過させ、親水性の層に浸透させます。
浸透した水分は結合水として分子状態で内部に保持されるため、ムレたり水浸しになるようなことはありません。また、乾燥時には、逆のコースで放湿されます。
ウールの調湿性については、調湿データを公開している企業・団体も多く、「サーモウール」についても、ホームページ上で湿度グラフを公開しております。
※調湿性(結露防止)の効果が認められ、「サーモウール」は「特別評価認定(防露認定)」を取得しております。

 

Q2、「ウールの燃焼」について
A2、ウールを燃やすと、毛髪などと同様に特有の臭気を発して燃えますが、これは動物性の繊維である以上、当たり前のことです。また、直接炎に当てている間は燃えますが、通常火を遠ざけると焦げた小さな玉ができて燃え止まります。
この際発生するガスはバーベキューでお肉から出るガスより安全です。
この難燃性及び安全性を利用して、ウールは航空機のカーペット・カーテン・毛布などに幅広く使われています。
また、「サーモウール」は、製品により防火認定も取得しておりますので、お問合せください。

 
  難燃性・調湿性についての内容は、ウールマークのライセンス管理を行う「オーストラリアン・ウール・イノベーション(AWI)」のホームページ(http://www.wool.co.jp)でも、公開されています。  
 

 

Q3、「動物アレルギー」について
A3、断熱材は壁の中に入ってしまうものですので、日常生活で直接肌に触れることはありませんが、アレルギー症状が心配な方は、実物のカットサンプルを当社までご請求ください。実際にお手元に置いていただき、症状をお確かめのうえ、ご利用のご検討をお願いしております。(ほとんどの事例で、問題無くお使いいただいております。)

 

Q4、「羊毛の採取(毛刈り)方法」について
A4、一部メディアで「羊に薬品を注射し、服を脱ぐように丸裸にする」方法が報じられ、話題になっていますが、「サーモウール」に使用するニュージーランド産の羊毛は、そのような刈取り方法は一切行っておりません。(※ちなみに、この成分の動物薬は日本では未認可です。)
熟練の職人が一頭一頭、大切にバリカンで毛刈りしておりますので、ご安心ください。

 

Q5、「撥水薬品処理」について
A5、Q1でご説明の通り、羊毛はもともと撥水性を持っていますので、「サーモウール」には撥水加工をしておりません。(そもそも、断熱材が水に濡れるということは、雨漏りなどの問題が考えられ、通常の住宅ではあってはならない事です。)
一部の断熱材には撥水剤として化学物質が使用されることがあり、WWFの資料(https://www.wwf.or.jp/activities/lib/pdf_toxic/detox/chemicals_health.pdf)では、防水スプレーの例を挙げ、環境や人体への危険性を指摘していますが「サーモウール」にはそういった化学物質は一切使用しておりません。